12月26日(木) 豊後水道のタチウオ釣り

タチウオ第16戦


このところ豊後水道のタチウオにどっぷりはまっている某氏より

働き方改革?

有給消化して釣りに行きませんかというお誘いを受けて

釣りのお誘いは基本断りません

ということで急遽出撃決定。



今日もお世話になります 黒岩さん。

いつものように目指せ30本&スーパードラゴン


でも 今日は天気がねぇ…

1日雨が降り続く予報。

冬の雨は釣り人の心をポッキリ折ってしまう。



南岸低気圧の影響か

うねりもドローーーン(-_-) 

修行の1日になりそうだ。


悪条件の下でもがんばるしかない。

しかし どうしたことか朝からアタリがない。


釣り開始1時間で



瀬戸内では良型の部類のF3.5ひとつだけ


大潮で潮速いし 雨降って光量少ないし 条件悪し。


食いの渋い時こそ エサ付けは重要。

きっちり しっかり 丁寧にエサ付けをしないと

釣果に直結してくる。


仕掛けを海に投入する以前の段階で

テンヤのエサ付けを見れば

その方が1日でどれくらい釣れるかが ほぼ分かる。

それくらいエサ付けは重要なんです。



普段は使わない夜光ヘッドに タコベイトなんかもセットしてみるが

状況は芳しくない。


釣り開始2時間で わずか2本と

開幕ダッシュに失敗し 撃沈モード。


釣る人は5〜6本と良型を揚げているのに完全に出遅れた。

このままでは目指せ10本になってしまう。


徐々に満ち潮も緩んでくるはずだし

自分のスタイルを崩さずに頑張ればきっと結果はついてくるはず。


誘い方をいろいろと試し

今日のヒットパターンを探っていく。

なんとなくわかってきたぞ。


だんだんとアタリをとらえることかできだし

F5前後のプチドラゴンを掛けることができだした。



潮がゆるんできたせいか

タチウオの活性も高くなってきたようだ。


開幕ダッシュにこそ失敗したが

徐々に盛り返しプチドラ祭りに突入♪


一流し2時間ほどの超ロング流し(距離にして4〜5km?)で

良型メインで10本ほど確保。



今日はタナもちょっと深め130〜180m


船頭さんからの指示ダナが反応の濃いレンジ。

例えば指示タナが140〜160mだったら

その中を狙えば釣れる確率が高まるわけだが

反応が濃いということはF3前後の細いタチウオも多いしいうこと。

細いタチウオを避けて良型を狙うには…

これまでの経験から良型は濃い反応の帯の上や下にいることがあり

だからあえて反応の上限からさらに誘い上げて食わせたり

反応の下限より下を狙ったりと

その時の活性に合わせて誘いのレンジを変えてみることも重要。

特に後流れポジションの場合は

他の方々が攻めていないレンジを狙ってみるのも有効な手段。


一匹でも良型が掛かったら

カウンターの数字を覚えていて

すぐさま回収して 再度投入。

ヒットした水深の5m下から誘い上げると大抵またヒットしてくる。



時合いではできるだけ手返しを早くして

一匹でも多く掛けないと数を伸ばすことができない。


フッキングしたら基本は電動Max回収。

ゆっくり巻き上げたりドラグ緩めたりすると

タチウオが頭を振って逆に針ハズレしやすくなるし

タチウオが横に泳いで周りの方のラインと交錯し

PE高切れを起こしてしまう。


ただしF5以上の大物が掛かった場合はレバーに手を添え

反転したときには巻きスピードを抑え竿先を下げて耐えるようにする。


そうしないとお互いに引っ張り合って高切れしてしまうことも。



帰るころになってようやく雨は止んだ。

雲の切れ間から九州が見える。


引き潮が速くなってアタリが減ってきた。

さらに二枚潮がきつくなって釣りにくい。

船頭さんは一流しの間隔を短くしてピンポイントアタック。

おかげさまで一流しでキッチリ1〜2本を追加することができた。


14時 納竿。



カモメに見送られ 帰港。


ほぼ終日雨に降られたが 風もなく うねりもおさまり

何とか1日釣りになった。


前半戦の不調が響いたせいか数を伸ばせず。

なかなか30本釣るのは難しい。


今回も半数以上はF5前後のプチドラゴンサイズだったので

重量的には瀬戸内サイズの100本分以上?



今期はタチウオ釣りに熱中し

1月2月分を入れると今回でちょうど20戦目。

800本余りのタチウオ釣りまくり

おそらくは竿頭20連勝。(ちがっていたらゴメンナサイ)


アタリの数はその3〜5倍はあったと思われるが

いまだにこうすれば こんなアタリが出て このタイミングで合わせれば掛かる

というような明確な答えは見いだせない。


ラインを通した糸電話でタチウオと会話し

その日の状況を的確につかみ

小さい事から できることをひとつひとつ丁寧に実践していく

その難しさこそがタチウオ釣り最大の魅力なのかもしれない。



本日の釣果 タチウオ 25匹